FAPの効果~なぜFAPを使うのか

私がFAP療法を使う大きな理由は

トラウマ記憶の出口を作ることが出来る点にあります。

 

トラウマ記憶というものは出口のない隔離された状態で身体に留まり続けています。そのため、その感覚がずっと継続しています。FAPはその出口を作れる数少ない療法のひとつと言えるでしょう 。

心療内科などで行われる治療の多くは、薬物療法で日常的な不安感や緊張感、フラッシュバックなどが起きてパニックになった時などに、不安や緊張を和らげるお薬が処方される、というものが多い様です。これらは対症療法です。根本的なトラウマ記憶の処理を行っているところは少ない様に思います。

もちろんお薬もとても大事です。パニックに陥ってしまうと、ご自分を切ってしまったり、壁などを殴って骨折してしまったりと身体に危険が出てしまうこともあるので、それを一時的にでも緩和してもらえるという点では有効なものだと思います。

FAPによってトラウマ記憶がケアされると、自己肯定感(自分に自信をもつこと)が取り戻されてきます。“自分はダメな存在だ”という認識が“そうでもないかも?”に変わっていきます。人への恐怖感が減り信頼感が戻りコミュニケーションが楽になっていきます。人の顔色を気にすることなく自分のことを話せるようになっていかれますので、それまでに感じていたストレスとは比べ物にならないくらい軽くなります。

2点目は分断され麻痺している感覚を繋ぐ効果があるからです

トラウマはつらいものなので感覚を麻痺させている部分があります。一方で非常に過敏に反応してしまう部分もあるので、ご自分では麻痺してるとは思っていないかもしれませんが、かなりの高確率で身体と心を分断しています。

 

そういう状況下では自分が今何を感じているのかわからなくなってしまいます。イヤなことを言われてもそんなにイヤとも思わず笑っていたり、悲しいはずなのに涙が出ないとか、怒ったことがないと仰る方もいらっしゃいます。

 

それだけでなく楽しいはずのものもこれは楽しいことだという認識はできても、感情ではそれほど感じていない…とううより、感じられなくなってしまっています。

 

FAPはこの分断された回路をつなぐ効果があります。

 

そうして感覚を取り戻されると、自分が何をしたいのか、またはしたくないのかを、きちんと感じられるようになります。自分のことがわかる様になり、自分のことを話せる様になっていくので、自分の意思で自分の人生の選択をすることが出来るようになっていくのですね。

 

3点目は

身体にたまってしまった精神的な疲れ・ストレスを軽減する効果があるからです

 

体調を崩してしまって病院に行って検査したけど「どこも異常はないですね」と言われたことがある方結構いらっしゃるのではないでしょうか。そしてそういう時には大抵「精神的なものでしょう」と言われてしまうことが多いと思います。

 

じゃあ、その〝精神的なもの“ってどうしたらいいの?ということについては、とくにそれ以上は触れられないか、よくても「ストレスをかけないように注意してくださいね」とアドバイスをいただくくらいでしょう。でも実はこの〝精神的なもの”をなんとかしないと症状は軽くはなってくれません。

 

しかもこれ、“重さ”があります。体重計に乗っても数字に反映はされませんが、体感的には「身体が重い」「鉛が入っているみたい」「足が上がりにくい」「動きにくい」と感じていることが多いです。その状態に慣れてしまってそういうものだと認識してしまっている方もいらっしゃいますが…。(こういう場合、軽くなってはじめて重たかったんだ、と気付くことになります)

 

FAPはこれを身体から出してあげる効果があります。この効果がある療法も少ないと思います。そうしてこの“精神的なもの”を軽減してあげるとこの「身体が重い」という体感が変わり、症状も軽減されてきます。

 

「なんだか動きやすくなりました」という表現をされる方もいらっしゃいますし、そういう表現はしないけど、次にお目にかかると「今までやろうと思っていたけど出来なかったことが出来ました!」とご報告くださる方もいらっしゃいます。当たり前なのですが、軽くなると動きやすくなる→それで軽々と行動できる、という現象がが起きる様です。

 

 

4点目はこれまで先天的なところなので治らないといわれてきた領域(発達障がいなど)にアプローチできる点です

 

FAPは創始者の大嶋信頼先生の臨床場面で常に進化し続けている治療法で、新しいバージョンが生まれたことにより、これまで先天的なものなので治らないといわれていた領域(発達障がいなど)に対して効果が出はじめています。

 

新しいバージョンというのは『遺伝子コード』というものを使ったFAPです。

 

病気や障害には関連の深い遺伝子があるということが最近の研究でわかってきています。この遺伝子がなんらかの事情でうまく本来の働きが出来ない状態だと症状が起き、戻れば症状も落ち着いてくるのではないか、という仮説のもと考えられたのが新しいバージョンのFAPです。

 

対人関係

学習障害

発達障がい

うつ病など気分障害

不安障害

食生活の問題(食べ過ぎてしまうなど)

 

トラウマ

 

などにみられる様々な症状に効果が出ています。

 

ご自分でお家でいつでもできるのでつらい時に使っていただけるのもいい点ですね。

 

もともとあったFAPの効果も上げてもくれますので、私は併用しています。

 

 

そして最後にトラウマの手当ての重要性を痛感しているからです

 

トラウマが体の中に隔離・保存されていることで、多くの苦しさが二次的三次的に積み重なっていってしまいます。それに気付かれない場合も多く、苦しいループを延々と回り続けている方が本当に多いと感じています。

 

トラウマを身体から出してあげられるとその人から見えている世界がこんなにも変わるのかと驚かされます。だったら本当にはやく出してあげた方がいいです。

 

人の目を気にして、人の機嫌を常にモニターして生きていて、自分がどうしたいのか・したくないのかという視点がそもそもなく、ストレスがどんどん溜まって、人といるのが苦しくなっていたのが、自分のペースというものを知り、自分の都合を優先するということが罪なことではないんだと感じられるようになり、自分のことを大事にできるようになります。

 

『自分を大事にできた時に感じるもの』

それを感じてほしいなぁと思います。

 

これは私は言葉にできません。

言葉にすると薄っぺらくなってしまいそうで…。

私の表現力のなさのせいもあるかもしれませんが…。

 

そんな想いでFAP療法を使わせていただいております。

 

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