お気に入りの傘を


幼少期からのトラウマを抱えられて来室いただいたクライエント様。FAP療法を入れながら、カウンセリングを受けていただいてます。その彼女が

「最近ようやくお気に入りの傘を使えるようになったんです」

ってお話してくださいました。

それまではビニール傘を使っていたのだと…。


お気に入りの傘は持ってはいたのです

でももったいなくて使えなかった


「可愛いから使えない」

というもったいなさもあったと思うのですが

「こんな自分のためにこんな可愛い傘を使うなんてもったいない…」

という思いも含まれていたように思います。


トラウマを抱えていると

自分に価値がないと

どこかで感じてしまっていて

自分のためにお金をかけるとか

自分をいたわってあげるとか

自分を癒してあげるといったことが

自分ではとてもできにくいのです。


ご自分のために

ご自分が大好きって思うものを

使ってあげられるのは

とても素敵だなと思います。


そういう時って

自分ももちろんですが

自分だけじゃなく使われたものも

不思議とキラキラしてます。


きっと嬉しいんでしょうね


トラウマを治療していくと

こうしてご自分に何かしてあげることが出来る様になられます。

それから、何が好きなのか?

っていう感覚も豊かになっていかれます


これからがホントに楽しみですね~!!